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ひもの屋 矢口商店

看板が無い、分かりづらい。 でもお客様が口コミで増え続ける干物! 当店サイトで掲載しているものは基本的にリピータの方が一押ししてくださる干物のみご紹介しております。

STORY 五代続く知恵と経験

『魚は買うものではなく貰うもの。』

当店は主に市場をお客様とした卸売り、しかも地元のスーパーには置いてもらえていなかったので、東京や千葉など遠距離の卸売りを専門的に行っていたので、個人のお客様を相手に小売りすることがほんの数年前まではほとんど無かった。 その当時は、当店があることを知らせる看板というものも無かった上に、工場の場所も道路より見えづらい場所にあった為、同業者でさえも当店の場所を知らないと言われることが多々あった。

そんな当店に、干物を買いに来る個人のお客様が年々増えている。 相変わらず場所は分かりづらく、当店へ来る途中何度も当店の前を通り過ぎ、近所のコンビニで当店の場所を訪ねながら、ようやく到着出来たという。 そんな大変な思いをして当店へ足を運んでくれるお客様が最近増え続けている。

以前であれば、市場流通のみで小売りはしていなかったので、地元で当店を知ってもらう機会がほとんどなかったし、10年ほど前までは、魚の水揚げが日本有数の為、
『魚は買うものではなく貰うもの。』

そう言われることが多々あったので、自分でも店に買いに来るお客さんが近所にも居るとは考えていなかった。ちょうどその頃、あるスーパーでの店頭販売に出かけたときの出来事がそれまでの考えを改めるきっかけとなった。

3POINT 3つの特徴

  • 01

    圧倒的にこだわった製造工程

    原料を1尾ごとに時間をかけた選別。
    大きさの違いにより、味付時に塩汁に浸す時間が異なってくる為、加工前段階で選別します。
    その後、熟練工たちにより1枚1枚丹念に開き加工されます。職人による手開き加工にこだわる理由は、機械加工と比べ加工の際に魚本来の組織を壊さない為、旨味に差が出るといわれています。
    仕上がりの良さは、目の肥えた市場関係者の方からも丁寧な仕事との評価を得ています。
  • 02

    変わらない味

    古くからの日本の伝統的な和の出汁を干物製法に生かしました独自の製法です。
    五代続く知恵と経験により培われた門外不出の配合で、塩、昆布、砂糖、鰹節を投入します。
    それぞれの素材の良さを生かし、昔ながらの干物に新た旨味を加え食を豊かにする和だし干物。

    その製法は、当店では“溜り塩”と呼んでいますが、くさや汁と同様の長年使い続けた塩汁を使い、棘のある辛い塩ではなく、蓄積してきた旨みを含んだまろやかな奥深い塩味付けを用いています。
    そこに独自の配分で特注の鰹節、昆布、砂糖を加えていきます。
    まず鰹節、昆布によりくさやのもつ独特な風味を抑えつつ、それらの持つ旨み成分も魚に染込ませることによりそれぞれの旨みが融合し、和の旨味が調和された特製干物です。

    そして砂糖を加える行為は、例えて言えば“スイカに塩をかけると甘味が引き立つ”のと同様で、当店の“溜り塩”を最大限引き出せるように隠し味として加えております。
  • 03

    乾燥

    干物の製造過程において重要な位置づけの乾燥方法は、和だし干し、天日干し、灰干しがございます。
    和だし干しは、通年を通して品質の安定した干物が製造できます。身質はソフトに仕上がります。

    天日干しは、天候により出来が左右されてしまうこともありますが、機械干しに比べ、身に弾力があり歯ごたえが良く、魚の旨みを存分に味わえます。

    当店一押しの灰干しは、じっくり時間をかけ、低温熟成させながら干物にしていきます。身の劣化が少ない上に火山灰と備長炭により、青魚特有の臭みを取り除きます。

    干物完成後マイナス30℃にて急速冷凍させ梱包し出荷となります。

Pick Up ピックアップ

とんでもない鯖

とても分かりづらい場所であるにも係わらず、お客様が苦労してまで足を運んでくれる商品。 それが、『とんでもない鯖』  代々伝わる秘伝の漬け汁を使用し、他では出せない旨味を味わえる干物。

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